迷馬の隠れ家〜別館:ブルマガバックナンバー〜

こちらは、2019年まで展開していた“ニコニコブロマガ”の保管庫です。

また、放牧っす…いやはや。

先週の火曜日…つまりは、先週のブロマガの事前編集時まではどうって事なかったのだが、水曜日のお昼頃、急に右目が見えなくなり、頭痛と吐き気に襲われ、地元の眼科に連絡して、早めに診療を受けた結果、緊急で網膜症手術を受けた病院に直行しろと言われ、駆け込んだら、急性緑内障という診断…原因は、白内障で眼内レンズ装換を行った事による弊害で、ごく稀に、レンズが定着する時に、虹彩にある体液循環用の穴が塞がってしまう事があるのだとか…こうなると手術の傷がなくなると同時に、眼圧が異常に高くなり、緑内障に発展するという訳である。

糖尿病の弊害には変わりないが、急激に眼圧が上がるってのは本当に稀らしく、現時点でわかってるのは、過度なストレスが引き金になってるという事。ま、ちょっとでも血糖値を下げたいばかりに、無理矢理1日1万歩以上歩くことをやってる事が、却ってこういう結果になったのかもである。内科の医師からも、実は痩身ダイエットは体質的にやるなと釘刺された程、元から骨太体型だったがゆえに、体力保持のために運動する事が必要なのだが、筋繊維がオーバーワーク気味で、昔の職場でガテン系な作業をやってた影響で、両腕の上腕二頭筋が中途半端に切れてしまった事があり、今でも気圧の変化が激しいと、右腕に鈍痛が走る…そのストレスも目に来たんじゃないかって思ってる次第である。

話を戻すと、緊急で虹彩の一部にレーザーを当てて、バイパスを設けた事で急速に眼圧が下がり、術後から視野がぼんやりながら戻ってきたんだが、角膜が眼圧に耐えた影響で曇りガラスのような状態になってて、今でも右目だけで見ると、色と形は認識できても、細かい文字や画面上の表示が認識できない。(眼鏡掛けても、全く意味無しw)このままだと、左目もやらかしかねないんで、またしばらく、更新作業を休止しようと思ってる次第である…ま、“Shin's Bar”の今月分はこの後仕込んでおくんだけどねw ともかく、今は自分の体調面を立て直すのが先決であって、活動制限せざる得ない訳で…また戻り次第、いろんな話題をやってきますんで、しばらくお待ちくださいませ…ではでは…ノシ

Shin's Bar へようこそ…ニコニコ店 霜月の一杯

シン(以下シ):ここでの営業は、いつもでしたら9月の“期間限定”なのですが、今月と来月は、こちらで行う様、迷馬さんからの指示がありまして、臨時営業とさせていただきます。
潤平(以下潤):こっちのカウンターは、僕自身初めてですね…お客として座る事はあっても、店員として反対側にいるのって、なんか新鮮ですねw
シ:ま、通常は俺一人でやってるから、ちょうどいいサイズなんだけど、二人並ぶと、ちょっと…手狭かな?
潤:あ、確かに…でも、雰囲気的には、こっちの方がいかにも路地裏の隠れ家って感じで好きですよ。
シ:ま、そのイメージで設定されてるんですけどね…


(カランコロン…)

あっと…いらっしゃいませ。
潤:ようこそ、Shin’s Barへ…
アポロン(以下晃):お、今月はこっちで営業してたんか…
レイ(以下レ):ほら、私が言った通りでしょ?今月はJBCの話をやるから、こっちの方じゃないかって。
たー坊(以下隆):ついでに、あんたの弟夫妻も“こっち”に来たって事で、その件でも飲むつもりやろ?
晃:ん、まぁ…そこは別件だ。しかし…ダート交流重賞として、非常に面白いイベントだったな。
シ:中央で同日にGⅠレースを3回連続で行うっていう事自体、今回が初の試みでしたからね。内容的には面白いモノでしたが、問題点もいくつかあったような気がしますね。
隆:そりゃ…地方競馬のレースを中央でやるさかい、中央競馬のルールに則った方法やと、雰囲気が変わるからなぁ。
レ:それはあるわね…だって、地方だと勝負服は騎手のパーソナルデザインで騎乗してるけど、中央では使えないから、枠服になるけど、中央資格を持ってない地方の馬主が同枠に入っちゃうと、すごく珍しい現象が見られたのよね。
隆:よっぽどじゃないと、ああいう状況になる事はないな、確かにw
潤:あ、なるほど…枠帽が染め分けになる事はあっても、枠服がそれって、確かにレアケースですね。
晃:なるほどな…これはこれで面白い話だな。
隆:さらに面白いのは、3レース連チャンでGⅠが行われ、表彰も3回連チャンでやったさかい、結構忙しない状態やったって事やな。
シ:あれは大変だと思いますよ…取材する記者も、関係各位もw 何せ、一回の表彰式に割ける時間が、最終のレディクラシックはともかく、先の2レース分は、馬場入場の時間とカブる関係で、結構マキが入ってましたからねぇ…
レ:そうね…通常なら、ゆっくりと優勝馬を愛でる時間が、割愛されてましたもんね。
潤:それはそれで、インタビュー時間も手短な感じだったから、確かに忙しない状態でしたね。
隆:話変えて悪いけど、今年の秋戦線、ルメデル含めた外国人騎手が大暴れしとんな。JBCでも、スプリントでルメールだったしな。
シ:あ、言われてみれば、スプリンターズSとJBC2競走以外で日本人騎手が騎乗した馬が、ここまでは勝ってませんね…
晃:秋華賞からルメールが4週連続でGⅠ勝利し、エ杯が“マジックマン”モレイラ、マイルCSビュイック、JCはまたルメール…Mデムーロルメールはともかく、短期免許で外国人騎手が来日して、そこで荒稼ぎしてるのは、馬券買うだけなら楽しいが、心情的には、ちょっとな…
隆:こうも外国人騎手が日本のGⅠ戦線で暴れると、海外競馬で日本人騎手で日本馬が勝つことって、余程でない限りは、まだ“まだあり得ない”ってことやろうな…特に凱旋門賞ブリーダーズカップとかは。
潤:ある意味での貪欲さが足りないんでしょうか?
隆:そこも含まれるけど、何より、馬を大事に乗り過ぎる事が問題かもな…もちろん、動物愛護といった部分では正しくても、さりとて競争社会の中で、その“優しさ”はどうかって事やな。
晃:勝負師としての“大胆さ”と、馬の才覚を信頼して御する技術…ある意味二律背反なトコの部分か。こればっかりはさすがに、文化の違いが影響してるのではないか?
隆:そこやろな。欧米諸国は、今でも馬が身近な存在やし、故にどう御するかで勝負が決まるトコがあるんやけど、日本はホンマに競馬以外で馬と接する場が少ないさかい、催事で馬が出てくるトコでも、平気でフラッシュ焚くわ、大声で騒ぐわって、馬相手…つうか、動物相手に対するモラルっちゅうのが未熟や。そこの部分でのモラルが、勝負どころでも出るんやと思うで。
シ:まぁ…周囲がそういった事を教えてこなかったという部分が、致命的な部分として、国際社会で露呈してるのは、言い得て妙…かもですね。


潤:それでは、今月の一杯を…今回は非常に簡単で、この季節らしいモノとして、ソルティードッグの派生カクテル…ビッグアップルにしましょう。タンブラーにウオッカを45ml、好みのリンゴジュースを、好みの量で割れば出来上がり。仕上げにクラスの淵に薄切りしたりんごを飾れば、りんご好きな馬も一気飲みしそうな、おしゃれな一杯になりますよw
レ:ソルティードッグがグレフルなら、こっちはリンゴで甘い仕上がりって訳ね。

馬主って引き継げるの?意外と知らない相続の話。

今月3日に、“ネコ”や“ウサギ”の冠称馬名で注目されてた馬主さんが亡くなられた…JRAでの規定では、馬主資格所有者の死後、1ヶ月間はそのままで出走が可能なのだが、以後は譲渡先の馬主の名義に変更される。事前に法人化してたり、後継者に指名された親族が引き継いだ場合はともかく、全く別の人が引き継いだ場合、自動的に勝負服が変更になる。

わかりやすく説明すると、アドマイヤムーンの勝負服が途中で“変更”となったのは、元の馬主である近藤利一氏から、ドバイのモハメド殿下がオーナーであるダーレージャパンに所有権が移った為、そこで水色・青鋸歯型・白袖の勝負服から、ダーレーの勝負服(当時の日本法人としての登録は、海老茶・白クロス・白袖・海老茶一本輪)に変更となった訳である。オグリキャップの場合、馬主が変更になっても勝負服が変更にならなかったのは、前の所有者が脱税が因で資格停止になったための措置であり、その後引き継いだ人がそのまま自分の所有馬の勝負服として使用した為に、色々とややこしいことになった訳である。ちなみに、元の馬主である小栗孝一氏自身は、オグリキャップを金銭トレードで手放して以降に中央での馬主資格を取得した為、勝負服が青・黄山菱形・桃袖・赤一本輪にした訳である。

基本的に、日本で馬主になる場合、JRAでの規定では、個人だと、資産が7500万円以上、所得が1700万円以上(新規は確か3000万円以上だったような…)、日本中央競馬会競馬施行規定第7条に明記された者ではない事を条件としてる為、いくら過去に馬主登録をやってても、資産がカラッポになったり、収入が見合わなかったり、脱税やテロ行為等を繰り返す存在であった場合、即座に“資格停止(=剥奪)”となる。さらに、一昔前だと外国人馬主の登録条件が厳しく、日本での定住歴がないと、自分の持ち馬を日本で走らせる事すらできなかった。現在は若干規制緩和され、法人馬主である場合に限って、現地法人としての窓口を日本国内に設けているなら、登録は可能になっている。昔からの“外国人馬主”として有名なのはさくらコマースだが、ここに関してはちょっと色々と“難儀”な説明が必要なので、ここでは伏せておくw

では、馬主が資格を失った場合…特に死亡した場合はどうなるか?この場合は相続を受けた親族が引き継ぐ事ができる訳だが、さっきも記した通り、資産と所得が安定して確保できる事が認められないと、馬主資格を相続することはできない。つまり、いくら馬主の子孫と言えど、富裕層としての分相応な所得と資産がない以上、それはできない訳である。逆に、法人として管理してる場合、代表者が変更になっても、資産と収益が保持されるのであれば、そのままで継続できる訳である。金子真人氏がそうだが、法人扱いになっている為、当人が亡くなったとしても、法人として存続させる事ができる限り、黒・黄鋸歯形・青袖の勝負服が競馬界から消えることはない。

では、“同じ勝負服”を再登録することは可能か?これはオグリキャップの事案でちょっと説明したが、別の人が往年の勝負服を復刻させるには、元となる勝負服を登録してた馬主の許諾が必要となる。継続使用となる場合は、引き継いだ馬主が変更しない限り、同じモノは使えない…が、暖簾分けする格好で類似のデザインで登録する事は可能で、今はなきメジロの勝負服には2種類あって、登記上の区別で白・緑一本輪は共通で、袖が緑単色か緑と白の染め分けになってる訳である。(染め分けが牧場、緑単色が商事)

ちなみに、地方競馬は勝負服の規定が騎手のパーソナルデザインである事が規定にある為、交流重賞で馬主が中央の馬主登録を行っていないと、中央のレースに出走する際、規定の枠色服に変更になる為、こないだのJBC京都では、貴重な“染め分け枠色服”なるモノまで登場した訳で、地方で慣れ親しんだ勝負服じゃない事で戸惑った人も多いのでは?

不正行為報道に見る、自治体の“思惑”

水沢競馬所属馬から、相次いで禁止薬物が検出されたことを受けて、今年度の岩手競馬の開催が、事実上の“打ち切り”となる可能性が出てきた。さぞかし、公営競技の全廃を求める市民団体にとっちゃ、胸が透く様な話ではないっすか?だけど、この裏にあるのは、本来であれば、再犯防止のために防犯カメラの設置や、関係者各位に対するセキュリティチェックを強化する等の費用を準備してなかった時点で、そもそも自治体として、岩手競馬に対して全力で潰したいのかと疑わざる得ない。これは何も、岩手競馬に限らず、JRAも含めた全ての公営競技団体と、その母体である関係機関…即ち、国の機関や自治体の態度にも関わる話であり、競馬を純粋に楽しんでるファンや、競馬開催による経済効果で潤ってる周辺の商店主に対し、場合によっては信頼関係を失墜させかねない話でもある。

ではなぜ、自治体によって公営競技に対して温度差があるのか?その要諦にあるのは、自治体の“権力図”みたいなモノが介在してるトコがあり、公営競技に理解度が高い、あるいは、地域活性化のために躍起になってるトコでは、多少のトラブルがあっても急速な存廃問題に至ることは少ない…が、無知なメディアと結託してる様な市民団体が跋扈してるトコでは、ちょっとしたトラブルすら“許さない”訳であり、人為的、あるいは意図せずに起きた事案でも“即廃止”を訴えて煩い訳である。

更に、競馬に限って言えば、馬を扱う以上、どうしても糞尿から発する悪臭が付きまとう為、住宅地が近い競馬場は、住民の理解が得られない事を理由に、移転か廃止かの二者択一になるトコがある。園田競馬場の“変なルール”の一つに、ナイター開催時はファンバス以外での阪急園田駅との移動を禁じてるのだが、これも要は、住民とファンとの間で無用なトラブルを避けるための対策であり、このルールを破った時点で、翌年以降のナイター開催を禁ずるといった話がある程である。(そうでなくても“園田焼き討ち事件”以降、何らかのトラブルが起きた時点で“即廃止”という、厳しい開催条件を突きつけられているのに…)

そういう部分を踏まえると、南関4場や馬産地3場(中央の函館・札幌と道営門別)、ばんえいの帯広は、まさに住民の理解度が深いからこその“支援策”に関して、当該自治体も躍起な訳であり、中央でも福島や府中がアツいのは、それだけ競馬は人々の生活の中心になってる訳であり、一部の馬主は所有馬がGⅠを勝つ度に、地元の主要駅前に横断幕や懸垂幕を掲げる律儀な自治体もある訳である。しかし、その逆…即ち、ギャンブルが持つイメージからの嫌悪感で公営競技を批判してる様な地域では、たとえ国際競技で優勝したとしても、その栄誉を称えることすらやらないし、むしろ“恥晒し”としてフルボッコされるのがオチである。

岩手県に対する“マイナスイメージ”は、財政だけではなく、こういった“生きた経済活動”自体にも批判があり過ぎる。ま、その主要たる原因は、大物政治家自身の態度の悪さに対し、有権者が未だになぁなぁで終わらせている事、そして、危機感を全く持っていない事に尽きると思うんだが…

“ハレの日”と“ケの日”で印象は変わる。

まず先に、本家の方のネタから読んでもらった上で、こっちを読んで欲しいんだが、正直、京都でのJBC開催は“失敗”したとしか思えない。しかし…それはあくまで、普段京都で行われているGⅠとの比較しての話であって、少なからずとも中央でやるJBCそのものが悪いという訳じゃない。そこんトコは、本家の方でもきっちり指摘してる部分ではあるが、こっちでは、イベント開催時の雰囲気作りには“ハレ”と“ケ”のメリハリという概念を理解し、それを上手く活かさないと意味がないということについての話をしたいと思う。

まず、“ハレ”と“ケ”という概念をざっくりすれば、“非日常を楽しむ”というのが“ハレ”なら、その逆で“非日常を避ける”のが“ケ”という事になる。もっとぶっちゃけると、“ハレの日”の所作というモノは、メインとなる神事や儀礼は厳かでも、その周辺は俗っぽくても大いに結構な状態であり、故に伊勢神宮や川崎大師等の周辺に歓楽街が存在したのも、言ってみればそういう事である。そして“ケの日”というのは“穢れの日”であり、むしろ周囲も騒々しいことをやる事に対し遠慮すべき時とされる訳である。冠婚葬祭で言えば、葬儀の場…即ち、故人を霊山へと送り出し、思い出に耽る場において、必要以上にドンチャン騒ぎをすることが、いかに“場違い”な行為かって話だ。ただ…だからと言って故人の意向で“湿っぽいのは…”ってなら話としては別だが。

閑話休題。今回のJBCの京都開催において、一番に感じたのが、通常のGⅠ開催よりもイベントの規模や雰囲気が“地味”だという感覚が否めなかった…ってのも、本来であれば、もっとドンチャン騒ぎしてても良い様なイベントのハズなのに、全体的に盛り上がりに欠けた感じでしかなかった。その原因を“ハレ”と“ケ”という概念上で言えば、通常ならダート重賞のみやこS施行日であって、イレギュラーなGⅠ開催であったことが要因の一つとして挙げられる訳であり、また、本家でも指摘した様に、本来であれば、京都ではなく福島か小倉で開催すべき規模のモノだって認識で施行すべきだった訳である。もっと言えば、2011年に、震災の影響で開催か危ぶまれた盛岡のマイルCS南部杯を東京競馬で代替した際と同じ様に、どこまでも“特例”としての思考であるべきな訳であり、2012年の福島でやった様に、開催競馬場内限定の実況イベント等も組み込むべきだったと言えるのである。オイラ的には、それを期待してたにも関わらず、イベント詳細が発表になって、正直、肩透かしを喰らった様に思えた訳である。

如何なるイベントも、それがどんな風にやれば良いのかわからないのであれば、まずは、開催イベントの“方向性”を確立させることが重要であり、そのための雰囲気作りとして、過去の関連イベントや類似イベントの運営方法を参考にして構築するのがスジであり、それでスベる分には施行者としての経験不足として笑うしかない。が、プロデュース力不足を言い訳にして良いのは、あくまで未経験者の手作りイベントでの話であって、参考資料や実績があるプロ中のプロが、場の空気を盛り上げようと様々な企画をやるべきトコを控えるって事は、完全なる職務怠慢である。

オイラが一番指摘したい部分は、土日にイベントを振り分けるのではなく、同一規格でのイベントをやるのと、この日でなければ“無意味”と思えるイベントを追加すればよかった訳であり、例えば、レディクラシックのみTCKトゥインクルファンファーレが特別編成で関西GⅠファンファーレの生演奏をやったんだが、コレをTCKオリジナルの重賞ファンファーレにしたり、園田でよく演奏してるHBBとコラボして園田の重賞ファンファーレを使ってみるとか、“地方ダートの祭典”らしい演出があってもよかった訳である。場内実況も会場である京都限定で、いつものラジニケによる公式実況ではなく、丸々一日、地方競馬の実況アナやレジェンド級のOBによるリレー実況などを行っていれば、JBCそのものが本当の意味で“ハレの日”イベントとして、特別な雰囲気を醸し出せた可能性はある。もちろん、マスコットキャラの登場も、土曜よりも日曜日に集約するか、二日間開催に合わせて南関以外の地方競馬マスコットキャラを登場させても良い訳である。ココんトコの部分が、非常に勿体無いw(特にそのたん、マジな話、関西地区での開催なんだから、ターフィーと一緒に、JBC三競走表彰式ぐらい出ろよ‥)

ま、ほかにも色々とツッコミたい部分があった訳だが、今後、中央でのJBC開催があるのならば、福島での開催か、日程を調整して小倉で“臨時開催”とするか、あるいは東京での開催になるのではと思う。ここまでGⅠ競走施行日であるにも拘らず、イマイチ盛り上がりが欠けた内容だったのは残念であり、されど京都だからこそ、ゆったりと観戦できた事は、やってみる価値としては、意味があった様に思える。それにしても、GⅠなのに付属イベントがショボ過ぎる…w

西日本でのJBC開催における、今後の課題。

いよいよ…今週末は中央での初の試みとも言えるJBC開催な訳だが、そもそも“JBC”とはなんぞという初心者も、ブロマガ読者の中にはいるかと思うんで、簡単に説明すると、要はアメリカでやってるブリーダーズカップの“日本版”という位置付けと、地方競馬における“統一重賞”としての位置付けがある。もっとぶっちゃけると、地方競馬の活性化の一案として、中央とのダート交流重賞を拡充して、その頂点として設定してるのがJBCの本来の位置付けであって、そもそもは全国にある地方競馬の馬場での持ち回りでの開催が基本であるんだが、なんで今回、京都競馬場での開催になったのか?その最大の“理由”は、名古屋以西の競馬場でJBC開催に必要なスペックを有する競馬場が乏しいという現実問題がある。

確かに、10年前に園田競馬場JBCが開催された訳なんだが、実はちょいとした問題が影を落とした…会場としてのスペックとしては名古屋や浦和に引けを取らないトコではあるが、何分、宅地開発が進み過ぎた事による、開催の度に競馬ファンと地元住民の間でトラブルが生じる事がネックになっていて、主催者である兵庫県競馬組合から散々、来場時はファンバスでの移動を呼びかけてるにも関わらず、阪急園田駅から徒歩で往来する人が絶えなかった。もちろん、通常開催ならそれでも十分なんだが、当時、新春賞でも1万人来たら御の字な状況下で3万人オーバーの来場者でごった返した挙句、ファバスを増便しても、運行ルートの道路自体が酷い渋滞を起こし輸送力自体がパンクした訳である。

仮にこのデータを金沢や高知、佐賀に当てはめた場合、真っ先にパンクするのは競馬場までの主要アクセス道路であり、老朽化が激しいスタンドでは、たとえ会場内に5万人収容できたとしても、その重みで崩壊する可能性がある。これでは、公正、かつ安全な競馬開催は不可能であり、また、ナイター開催でやるにしても、公共交通機関が脆弱な地域事情を考えると、無謀な話になることは想像に硬い。

では、今回の京都開催とは、一体どんな意味があるのか?先に結論を出せば、収容人員と交通機関の整備ができてること、そして“週末開催”っていう部分が全てを物語っている。というのも、できれば中央と地方で競馬ファンの取り合いをするのはどうかという課題があって、故に、中央競馬は原則、土日の昼間のみの開催としてる訳であり、地方競馬も都市部では基本、平日開催で棲み分けをしてた訳である…が、バブル崩壊までに相次いで地方競馬の多くが廃止に追いやられ、中央の“一人勝ち”状態になっていった訳である。そこで、交流重賞の拡充とその頂点として、各地の地方競馬場持ち回りでのJBC開催が打ち出された訳である。

しかし…さっきも説明したが、南関地区での開催に偏りがちになる上に、しかも殆どの地方の競馬場は、JBCのためだけにスタンドの増改築なんて収益的には無理であり、仮にできても、周辺住民からの批判は免れない。特に、ギャンブル全廃を是とする市民団体が実権を握ってる様な自治体の場合、“公共施設”という観点からも“無駄な施設”と断罪して予算を削減しろと脅してくるため、スタンドの耐震工事を大々的にやりたくても“できない”という、なんともお粗末な話になる訳である。故に、必然的に金沢を含めた名古屋以西でのJBC開催は、日程的に土日以外の昼間ならともかく、ナイターや中央とバッティングする時間帯での開催は、不可能と言ってもおかしくない。それに、土日は中央開催故に、中央の騎手が遠征に行けない(=中央からの出走馬に騎乗できない)から、結局は中央の馬場でのJBC開催は、避けて通れない訳である。

でも、なんで東京や福島でやらんのかって話になると、レースの施行距離が、ダートコースに限ると“取れない”という事情がありまして…(ry

視力って大事…

山本直アナが網膜剥離で6月から実況席を離れてる訳だが、これ…結構厄介な話をすると、視力の回復が見込めないケースも稀にあって、故に双眼鏡を置かざる得なくなる場合もある。但し、園田の吉田アナの例がある様に、隻眼になっても(ある程度の条件が付くものの…)、訓練次第で実況に復帰する事は可能であり、完全な両眼失明でない限り、その心配はない…しかし、視力を失うことによる障害ってのは、普段の生活でも難儀なのだが、これがスポーツ…しかもスピードを競い合う系の種目となると、両眼で見えてる状態でもかなりの負担が眼球にかかる為、視覚障害を庇っているうちに健康な方の目の視力が、極端に低下することになる。

オイラも今回、似た様な経験をやっているからわかるのだが、眼球内をいじる手術は、白内障眼内レンズ交換だと、およそ10分程度で、しかもほぼ日帰りで大丈夫なんだが、網膜を修復する系のモノは、局部麻酔による大掛かりな手術になるため、2時間以上かかる。しかも、施術中に眼球内にある硝子体(しょうしたい:眼球を満たしてる液体。実は網膜を眼底に押さえつけるための物質で、通常は透明なモノ)を抜き取って高圧ガス(通常は窒素)に置き換えるため、術後は最低1週間、うつ伏せ状態での安静が強いられる訳である。(受診した医療機関にもよるが、うつ伏せ姿勢がしんどい場合は、仰向け以外ならO.K.というトコもあるw)通常、眼内ガスが抜けるまでには個人差はあれど、1〜2週間で抜けるのだが、緑内障を患った場合、異常なまでに眼圧が高いため、ガスが抜けないどころか硝子体過剰で調整が必要となる訳である。

眼内レンズを入れ替えた場合、片目だけだと実は視力そのものが左右でアンバランスになりやすく、距離感をつかむのに慣れるまでに四苦八苦する訳で、今でこそ両眼ともに眼内レンズに入れ替えた檜川アナの場合、アパパネ秋華賞、およびジェンティルドンナの三冠実況時、左右に生じる違和感と戦いながらの実況だったことが窺い知れる。故に彼は、仕事以外でのオフショットの際、眼鏡を外してるのは、眼内レンズが単照準タイプ(保険適用)で、手元を見る場合は眼鏡があると余計に“見え辛い”状態にあると推測される訳である。あ、そうそう…最近では多照準眼内レンズってのもあるんだが、現時点では保険適用外になっていて、片目だけでも30万円以上する手術になるw また、これは今回の話から外れた話になるが、若年層(てか、21〜45歳まで)に施す矯正手術として、レーシック以外で眼内コンタクトレンズを装着する方法があるんだが、やり方はほぼ白内障眼内レンズ交換と一緒…違う点があるとすれば、白内障の場合は水晶体を人工レンズに置き換えるのに対して、これは水晶体の上に矯正用レンズを重ねるやり方で、ごく稀にコレが原因で白内障になる人もあるとか…(レーシックと違って、角膜を傷つけて屈折率を変える訳じゃないんで、きちんと視力が矯正される…保険適用外ではあるが、一度やったら、ほぼメンテナンスフリーでイケるんで、興味を持った人は、リンク先参照。施術してくれる眼科も紹介してくれますよw)

ま、このネタやってるオイラ自身、現時点で実は左右の見え方がアンバランスな訳で、キーボードを打つのも、結構ややこしい状態でして…(ry