迷馬の隠れ家〜別館:ブルマガバックナンバー〜

こちらは、2019年まで展開していた“ニコニコブロマガ”の保管庫です。

視力って大事…

山本直アナが網膜剥離で6月から実況席を離れてる訳だが、これ…結構厄介な話をすると、視力の回復が見込めないケースも稀にあって、故に双眼鏡を置かざる得なくなる場合もある。但し、園田の吉田アナの例がある様に、隻眼になっても(ある程度の条件が付くものの…)、訓練次第で実況に復帰する事は可能であり、完全な両眼失明でない限り、その心配はない…しかし、視力を失うことによる障害ってのは、普段の生活でも難儀なのだが、これがスポーツ…しかもスピードを競い合う系の種目となると、両眼で見えてる状態でもかなりの負担が眼球にかかる為、視覚障害を庇っているうちに健康な方の目の視力が、極端に低下することになる。

オイラも今回、似た様な経験をやっているからわかるのだが、眼球内をいじる手術は、白内障眼内レンズ交換だと、およそ10分程度で、しかもほぼ日帰りで大丈夫なんだが、網膜を修復する系のモノは、局部麻酔による大掛かりな手術になるため、2時間以上かかる。しかも、施術中に眼球内にある硝子体(しょうしたい:眼球を満たしてる液体。実は網膜を眼底に押さえつけるための物質で、通常は透明なモノ)を抜き取って高圧ガス(通常は窒素)に置き換えるため、術後は最低1週間、うつ伏せ状態での安静が強いられる訳である。(受診した医療機関にもよるが、うつ伏せ姿勢がしんどい場合は、仰向け以外ならO.K.というトコもあるw)通常、眼内ガスが抜けるまでには個人差はあれど、1〜2週間で抜けるのだが、緑内障を患った場合、異常なまでに眼圧が高いため、ガスが抜けないどころか硝子体過剰で調整が必要となる訳である。

眼内レンズを入れ替えた場合、片目だけだと実は視力そのものが左右でアンバランスになりやすく、距離感をつかむのに慣れるまでに四苦八苦する訳で、今でこそ両眼ともに眼内レンズに入れ替えた檜川アナの場合、アパパネ秋華賞、およびジェンティルドンナの三冠実況時、左右に生じる違和感と戦いながらの実況だったことが窺い知れる。故に彼は、仕事以外でのオフショットの際、眼鏡を外してるのは、眼内レンズが単照準タイプ(保険適用)で、手元を見る場合は眼鏡があると余計に“見え辛い”状態にあると推測される訳である。あ、そうそう…最近では多照準眼内レンズってのもあるんだが、現時点では保険適用外になっていて、片目だけでも30万円以上する手術になるw また、これは今回の話から外れた話になるが、若年層(てか、21〜45歳まで)に施す矯正手術として、レーシック以外で眼内コンタクトレンズを装着する方法があるんだが、やり方はほぼ白内障眼内レンズ交換と一緒…違う点があるとすれば、白内障の場合は水晶体を人工レンズに置き換えるのに対して、これは水晶体の上に矯正用レンズを重ねるやり方で、ごく稀にコレが原因で白内障になる人もあるとか…(レーシックと違って、角膜を傷つけて屈折率を変える訳じゃないんで、きちんと視力が矯正される…保険適用外ではあるが、一度やったら、ほぼメンテナンスフリーでイケるんで、興味を持った人は、リンク先参照。施術してくれる眼科も紹介してくれますよw)

ま、このネタやってるオイラ自身、現時点で実は左右の見え方がアンバランスな訳で、キーボードを打つのも、結構ややこしい状態でして…(ry