迷馬の隠れ家〜別館:ブルマガバックナンバー〜

こちらは、2019年まで展開していた“ニコニコブロマガ”の保管庫です。

競馬旅館“天松楼”2016 六泊目

ノブ(以下ノ):えらいこっちゃ、大阪場所初日から二横綱が格下相手に負けよった…流石に結びの一番は、なんとか体裁を守ったようやけど。
オグりん(以下栗):んお、大相撲の話?
ノ:しかも、平成の大横綱とも称される白鵬が、今まで得意としてた宝富士相手に、寄り切られよったんや…
栗:んお、それって、三冠馬ディープインパクトが、500万以下クラスの馬にレースで負けるようなモノ?
ノ:たとえとしては、ちょっと意味が違うかもしれへんが…近いっちゃ近い話やな。
栗:それはすごい話だお!!けど…体調不良とか、巡業時に怪我をしたとかがあるんだったら、話が変わってくるだお。ボクちんでも現役時、よくある話だっただお。
(ウィーン…)
ノ:っと…ようお越し、天松楼へ。
ギィ(以下ギ):お、もう春場所の季節か…で、初日に横綱に土がついたんか。
ヒデボー(以下ヒ):え、いきなり波乱含みの展開っすか?
ノ:せやねん、相手が綱取りでガチガチな琴奨菊とか、“地元場所”でカド番な豪栄道、同じ横綱日馬富士鶴竜相手やったら話がわかるけど、宝富士は関脇や…そこに負けたんは、よっぽどやと思うで。
ギ:調子を落としてるというのであれば、おそらく肉体的なことやなくて、精神的に取り組みに集中できなくなっている…それが敗因であるなら、そろそろ白鵬も引退が近いのかもしれんな。栄枯盛衰の理は、どんなスポーツでもあるさかいな。
ヒ:そうっすね…逆に言えば、こんな絶好の機会を逃して、つまらないトコで負けるようでは、日本人力士…特に綱取りの場所になってる琴奨菊稀勢の里は、横綱になれないまま現役を終えてしまうかもしれないっすね。
ノ:そやな…そろそろモンゴルや東欧出身力士の躍進よりも、日本人力士が本気出さなアカンわ。
ギ:話変わるけどな…今年のセンバツ、兵庫から明石の市立明石商業高校と、21世紀枠で神戸の県立長田高校がそれぞれ初出場となったんやけど、兵庫県長田高校に関して、期間限定というカタチで“ふるさと納税”でセンバツでの宿泊費や交通費などの費用を支援することを決めたんや。明石商は明石市立なモンやから、明石市の方も兵庫県同様の支援を呼びかけとるんやそうな。
ノ:ほほう…要するに、公的資金での支援やな。そやけど、なんでそういうことに?
ヒ:簡単に一言で言えば、私学と違って、学校そのものに潤沢な資金がないからっす。公立の学校だから、使えるお金がある意味限られていることと、部活はあくまで、教育の一環という位置付けが、公立の場合一般的ですから…もちろん、公立でも甲子園常連校や全国大会で優秀な成績を収めてる学校はあるけど、私学みたいに宗教団体や企業がバックボーンにある訳じゃないから…
ギ:それと私学は、全国から目的に合わせた生徒を集めることができるが、公立は学区毎の募集やさかい、有能な生徒がおっても私学に取られてまうからなぁ。そういや、ノブは甲子園球児やったんよな?
ノ:もう60年以上前の話やさかい、恥ずかしい思い出しかあらへんでw それに、ボクのいた高校は、今じゃすっかり進学校に様変わりしてもうたしな。で、当時は今以上に私学があった訳ちゃうから、公立でもそこそこのレベルやったら、地方予選を勝ち抜くことも、そんなに難しいってことはなかったで。
栗:んお、ノブさんて、高校球児だっただお?
ヒ:センバツじゃなくって、夏の大会に出たんですよね?
ノ:あ、あのなぁ…
ギ:しかもそれがきっかけで、ラジオ神戸にスカウトされたんやろ?しかも、スポーツ実況アナとして。
ノ:うわー、そこはバラさんといてぇなw