迷馬の隠れ家〜別館:ブルマガバックナンバー〜

こちらは、2019年まで展開していた“ニコニコブロマガ”の保管庫です。

信頼関係と才能の話…

前々回、努兄の話をしたけど、実は努兄、蜂谷アナの事を密かながらも、その才能を認めているトコがあり、それ故に現役時、ちょくちょくからかってたりもする。でもそれは、ヲタナベ局次長と一緒で、仲間として、そして、先輩として、その背中を見てるからこその話であり、そうでなければ、“あどラン”での企画で、マラソンのネタを認める事等やらなかった。というのも、“あどラン”の企画会議でのルールとして、一度放送された企画は、続編であっても採用しないというのがあった。でも…マラソンに関しては、ある意味、蜂谷アナの“専売特許”になってしまった経緯があって、現在でも、蜂谷アナがホノルルマラソンに出走すると、その報告会を兼ねて、“ありがとう浜村淳です”等のMBSラジオの番組内で、有馬記念の予想会をやる事が、ある意味“お約束”になってるトコがある。それもこれも、“あどラン”が作った功罪であり、それをよくわかっているからこそ、現存のMBSスタッフも、彼等に対して時間を割くのである。

では、なんで努兄は、蜂谷アナや平松前市長に肩入れするのか?その最大の理由が、彼自身の口癖でもある“自分にはない才能がある者は、誰であっても尊敬できる”という信念があるからだ。それは、努兄自身がそういう人であるからで、学歴や肩書きだけでふんぞり返る者をバカにする反面、例え相手が自分より年下であっても、突出した才能があると認めると、それをなんとか世間でも活かせる様に道を作ってやろうと苦心するからである。それを間近で見てる後輩達からすれば、余計なお世話だと感じる反面、それによって、活躍の場を得てきたトコもあるんで、軽んずる者はいない…つまり、MBSの伝統としての報恩感謝の精神が、その関係を保つ一因になっているのだ。逆に言えば、先輩であっても、後輩達のサポート無しでは成し得なかった偉業を、己心の為に偽るのであれば、誰もその後ろについて行く者はいない…だからこそ、業務上の先輩としてだけでなく、日常でも気兼なく相談できる関係を築いてきた訳である。
でも…特に平松前市長に対して、そこまでお節介を焼くのかと言えば、彼等が常に“茨の道”を歩いていた事を、一番理解できていたからであり、努兄自身は、競馬実況をやった事がない…というより、研修以外での経験が乏しかった事と、自らの意志で競馬実況を選ばずに逃げた、その臆病さを悔やんだからである。逆に言えば、嫌々ながらも仕事するぐらいなら、他の道を選べばいいやというエエ加減さが、彼等にちょっとでもあったのであれば、努兄は庇ったりはしない…つまり、自分以上の度胸と根性がある者以外は、たとえ自分の教え子であっても容赦しないという、一貫した厳しさもあるからこその話で、それを先輩・上司に対しても、現役時は示し続けていた。それ故に、何度も番組降板の危機を迎えたり、放送打ち切りという災難に遭っている。だからこそ、当時のやんちゃさを知っている者は、今の活動が、その“延長線上”にある事をわかった上で付合っているといって良い。

それ故に、平松前市長もその背中を預ける事ができる訳であり、蜂谷アナも、努兄の無茶ぶりに関しては、一瞬は苦笑する事もあるけど、大概は付合う準備だけはやっているw それに…彼等から見て、努兄はマジで“アニキ”であり、先輩というよりも“戦友”に近い。そして、頭脳明晰であるが故に、困った事があったら、どんな先輩よりも先に相談できるという安心感が、努兄にはあるモンだから、ついつい頼る訳です。ま、敵を作らない反面、いなくなる時は、まるで猫の様に静かに、そして誰にも気付かれない様に消えるんで、タマにその気まぐれさに振り回される訳で…w