迷馬の隠れ家〜別館:ブルマガバックナンバー〜

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ターフィーが2種類ある“理由”

まず先に、本家の記事を読んでからこっちを読んでもらいたい…ここではJRAのマスコットキャラであるターフィーに関しての話。競馬歴が30年以上の人ならよく解る話だが、そうじゃない人にとっちゃ、今のターフィーが正式名称を持つ“二代目”であることすら知らない人が多いかと思う。ま、著作権や肖像権の加減で画像での紹介は省略させてもらうが、Wikiとかにもある話なんで、冗談ついでに調べてみるといいかと思うw

さて…現行のターフィーは“二代目”と紹介したが、登場したのは2004年で、しかも正式名称は“ターフィー50(ごーまる)”である。JRA発足50周年を機に“リニューアル”という名目で、サンリオに共同企画を持ち掛けた結果、“ハローキティ”のクリエーターがデザインした現行のモノになった訳である。故に、GⅠ時の場内グリーディングの際、ジョッキー姿のキティちゃんが一緒に巡回してることもある訳で、そこんトコは公式ページでも惜しみなく、キティちゃんとその仲間たちが登場してる訳である。(これ、ガチでJRAの公式ですよ…しつこい様ですがw)

しかし、それ以前に“ターフィー”は存在していて、二次元だったらまだしも、これを着ぐるみにしてたモンだから、非常に子供には不評だった訳である。だが、実はコレ、某版権煩いネズミさんトコの元スタッフ(ボブ・ムーア)が制作したモノだと知ってたら、これが如何なる価値のモノなのか、すぐに見当がつくだろう。つまり、某ネズミさんとは“遠い親戚”的な存在なのが、初代のターフィーであり、キティちゃんの“お友達”扱いになってるのが“二代目”のターフィーなのである。

とはいえ、ターフィー誕生には時代背景的なノリってのが存在してて、初代の時は、まさにバブルの終末期であり、しかも何気にオグリキャップを中心とした空前の競馬ブーム…そこで、女性ファンや子育て世代に対しての集客力アップ対策として考案されたのが、ターフィーの基本コンセプトであり、しかも潤沢な資金で海外の一流クリエーターにデザインを依頼したモンだから、どうしても日本的な“可愛らしさ”ってのを無視した(欧米諸国なら、ウケのいい感じの)代物になってしまった訳である。しかも、着ぐるみとして使用することが全く想定されていないデザインであるが故に、頭部がやたらデカくてバランスの悪い、しかも“どう見てもロバだろ?”という格好になってしまった訳である。もし、現在の技術でデザインし直せば、多少丸みも帯びて小さくすることもできるだろうが、当時の造形技術じゃ、いろんな意味で“ハリボテエレジー”状態でキモがられるのは致し方ないトコである。だから、発足50周年を機にサンリオにデザインを依頼したら、あの格好になった訳である。

では、“初代ターフィー”は完全に“消滅”したのであろうか?答えは“ノー”であるw 競馬場やWINSの場合、実は、リニューアル工事を行なった時期が2004年以降かどうかで、残存している可能性がある訳で、オイラが記憶してる範囲だと、阪神や小倉、福島などで未だに更新されていないモノがあり、特にフードコートのゴミ箱とか、スタンド本馬場側の床面タイルなんかにひっそりといたりする。また、個人所有でのグッズで、特に女性限定サービス(桜花賞やエ杯などでの抽選会等)でもらったグッズで2003年までのモノなら、確実に残ってる可能性がある。(実家に残したピクニックセットが初代のだったりするw)意外と探せばあるモンなのです、貴重な“某ネズミさんの親戚”グッズってのは…w