競馬旅館“天松楼”2017 五泊目w
ノブ(以下ノ):うーん…韓国では大統領罷免で政治的混乱が起きるみたいだし、北朝鮮もなにやらややこしい状況になりつつあるんやけど…このまま最悪の事態になれば、東京五輪も大阪万博も“中止”になるんとちゃうかいな？情勢不安は、ホンマ勘弁やわ…
オグりん(以下栗):んお、そういう話は、今回やらないってことだったお？
ノ:せやったな…けど、こうキナ臭い状況になると、無視はできへんと思うねん。
栗:んなこと言い始めたら、公営競技を一番嫌うお客が来るだおw
(ウィーン…)
ほらねw
チルト(以下筑):どういう言い草だ？それは…
ノ:おっと、これは失礼…ようおこし、天松楼へ。
たー坊(以下隆):大体ここは、競馬を楽しむ施設だろう？チルみたいに、“公営競技は社会悪だ”と叫ぶモンは、利用客といえど嫌われる対象やってこっちゃ。
筑:手厳しいな…しかし、キナ臭いという点で言えば、流石に厄介なことが起きつつあるってのは、私でも察するトコがある。たー坊はどう見る？
隆:半分は自業自得だよ、んなモンは。だが、“平和”であるからこそ、様々な批判を言い合える訳であり、国際交流としての競馬も開催できるってこっちゃ。
筑:で、もう“半分”ってのはなんだ？
隆:平和ボケw
筑:なんじゃそれは？
隆:2日前は“なんの日”だったか、チルは言えるのか？あ、ノブさんは黙っとけよ…答えを解ってるモンが言えば、面白味がなくなるからなw
ノ:ボケるつもりやったけど、ま、そういうなら黙っとくわw
栗:んお…お砂糖の日？
隆:それは単なる語呂合わせやんかw
筑:山下清の誕生日か？
隆:なぁ…ブン殴っていいか？
ノ:たー坊、ボクやマーグやったらわかることって言うたけど、チルトもワザとボケたんやろ？そう歳変わらへんねんから…
筑:ノブと歳が変わらない…あ、そういうことか。戦争体験があるという意味か…とすると、東京大空襲のことか。
隆:3月10日の空襲が、一番酷かったんや。たった1日で、殆どの家屋が焼け落ち、10万人もの死者を出した、最悪の日や。もちろん、6年前の昨日かて、原発事故も含めた複合災害で、今でも県外避難を続けてる人が多い。けどな…戦争での被災と、自然災害とやったら、どっちが悲惨なのかわかるか？
筑:みなまで言わなくとも解ってる…だが、共通して言えるのは、罪のない子供が死と直面するという事態だってことだろ。
ノ:的外れやなw
筑:なに?!
ノ:平和ボケっていうのは、現場の最前線にいないからこそ生じる、無知を指す言葉や。言い方変えれば、ボクやチルトは歴史でいうトコの、戦前生まれや…せやから、戦時下の悲惨さも、その後の高度成長期のドタバタも経験している。けどな…東京大空襲があったのは、今から72年も前の話や。今、“あっち”で存命な経験者は、その悲惨な経験を語る機会もなく、むしろ黙ったまま墓場に持って行こうとしとるんや。それは、いくら経験談を語ったとしても、今の若者には、想像もつかんからや。いくらボクらが戦争経験者と言ったかて、彼らの“最前線”にいない時点で、理解なんて不可能や。今の時代には、今の時代に則した“戦争”がある。せやから、同じ経験といっても、そのレベルが違う。今の若者は、本当の意味で戦争を“知ってる”世代や。戦争を知らずに済んだのは、72年前の終戦からほんの数年の話で、今でも“戦争”は続いてる…ただ、それがあまりにも“遠い世界”での出来事やさかい実感がないだけで、今そこにある危機に関しては、予測できる分だけ自然災害よりは対策を打ちやすいんや。
隆:簡単に言えば、被害予測が明確なのが戦争であって、それが未曾有の被害になるか否かは、国の防衛力…兵力にかかってるってこっちゃ。けど、自然災害は予測不可能な上に被害は避けられん。その代わり、その被害を最小限に抑えることぐらいは、自発的にできる。この明確な違いこそ、ホンマの意味での“平和維持”に関わる考え方の柔軟さを指し示しとるんや。
栗:それに、ボクちんらが安心して生活できるのが“平和”であるなら、それを“諸般の事情”でという言い訳で廃止に追い込まれたら、それは“平和”とは言えないだお。
筑:…どうも、私には居心地の悪い場所だな、ここはw
オグりん(以下栗):んお、そういう話は、今回やらないってことだったお？
ノ:せやったな…けど、こうキナ臭い状況になると、無視はできへんと思うねん。
栗:んなこと言い始めたら、公営競技を一番嫌うお客が来るだおw
(ウィーン…)
ほらねw
チルト(以下筑):どういう言い草だ？それは…
ノ:おっと、これは失礼…ようおこし、天松楼へ。
たー坊(以下隆):大体ここは、競馬を楽しむ施設だろう？チルみたいに、“公営競技は社会悪だ”と叫ぶモンは、利用客といえど嫌われる対象やってこっちゃ。
筑:手厳しいな…しかし、キナ臭いという点で言えば、流石に厄介なことが起きつつあるってのは、私でも察するトコがある。たー坊はどう見る？
隆:半分は自業自得だよ、んなモンは。だが、“平和”であるからこそ、様々な批判を言い合える訳であり、国際交流としての競馬も開催できるってこっちゃ。
筑:で、もう“半分”ってのはなんだ？
隆:平和ボケw
筑:なんじゃそれは？
隆:2日前は“なんの日”だったか、チルは言えるのか？あ、ノブさんは黙っとけよ…答えを解ってるモンが言えば、面白味がなくなるからなw
ノ:ボケるつもりやったけど、ま、そういうなら黙っとくわw
栗:んお…お砂糖の日？
隆:それは単なる語呂合わせやんかw
筑:山下清の誕生日か？
隆:なぁ…ブン殴っていいか？
ノ:たー坊、ボクやマーグやったらわかることって言うたけど、チルトもワザとボケたんやろ？そう歳変わらへんねんから…
筑:ノブと歳が変わらない…あ、そういうことか。戦争体験があるという意味か…とすると、東京大空襲のことか。
隆:3月10日の空襲が、一番酷かったんや。たった1日で、殆どの家屋が焼け落ち、10万人もの死者を出した、最悪の日や。もちろん、6年前の昨日かて、原発事故も含めた複合災害で、今でも県外避難を続けてる人が多い。けどな…戦争での被災と、自然災害とやったら、どっちが悲惨なのかわかるか？
筑:みなまで言わなくとも解ってる…だが、共通して言えるのは、罪のない子供が死と直面するという事態だってことだろ。
ノ:的外れやなw
筑:なに?!
ノ:平和ボケっていうのは、現場の最前線にいないからこそ生じる、無知を指す言葉や。言い方変えれば、ボクやチルトは歴史でいうトコの、戦前生まれや…せやから、戦時下の悲惨さも、その後の高度成長期のドタバタも経験している。けどな…東京大空襲があったのは、今から72年も前の話や。今、“あっち”で存命な経験者は、その悲惨な経験を語る機会もなく、むしろ黙ったまま墓場に持って行こうとしとるんや。それは、いくら経験談を語ったとしても、今の若者には、想像もつかんからや。いくらボクらが戦争経験者と言ったかて、彼らの“最前線”にいない時点で、理解なんて不可能や。今の時代には、今の時代に則した“戦争”がある。せやから、同じ経験といっても、そのレベルが違う。今の若者は、本当の意味で戦争を“知ってる”世代や。戦争を知らずに済んだのは、72年前の終戦からほんの数年の話で、今でも“戦争”は続いてる…ただ、それがあまりにも“遠い世界”での出来事やさかい実感がないだけで、今そこにある危機に関しては、予測できる分だけ自然災害よりは対策を打ちやすいんや。
隆:簡単に言えば、被害予測が明確なのが戦争であって、それが未曾有の被害になるか否かは、国の防衛力…兵力にかかってるってこっちゃ。けど、自然災害は予測不可能な上に被害は避けられん。その代わり、その被害を最小限に抑えることぐらいは、自発的にできる。この明確な違いこそ、ホンマの意味での“平和維持”に関わる考え方の柔軟さを指し示しとるんや。
栗:それに、ボクちんらが安心して生活できるのが“平和”であるなら、それを“諸般の事情”でという言い訳で廃止に追い込まれたら、それは“平和”とは言えないだお。
筑:…どうも、私には居心地の悪い場所だな、ここはw
