迷馬の隠れ家〜別館:ブルマガバックナンバー〜

こちらは、2019年まで展開していた“ニコニコブロマガ”の保管庫です。

競馬旅館“天松楼”2017 四泊目w

ノブ(以下ノ):それにしても、ホンマに時代は変わったなぁ…
オグりん(以下栗):んお、ドバイ国際競走の馬券が、今年から発売されるってこと?
ノ:それも含まれるけど、インターネットの技術は、ラジオの聴取形態をも変革していってるってことや。
栗:んと…radikoのエリアフリー機能と、タイムフリー機能の事だおか?
ノ:そうそう、それそれ…マスターはんも、その機能使こて、普段からラジオを聴いてるようやねんけど、特にエリアフリー機能ってのは、居ながらにして全国のラジオ局の番組を、自由に選んで聴けるってのがいいみたいやね。
栗:つまり、ドバイの中継をラジオではMBS以外ではやんないから、地上波で聴くには、ラジオの遠距離受信の技術がいるって事だおな…
(ウィーン…)
ノ:お、そこんトコがわかる人が来たみたいやねw
ヒデボー(以下ヒ):それ、どういう意味?
カイル(以下カ):つまり、ダイアルの微調整と受信アンテナの位置調整とかが必要だって言いたいんでしょ、ノブさん的にw
ノ:お、流石に察しがいいね、カイルはw
ジャスディ(以下ジ):簡単にいえば、昔だったら“関西地域限定”って感じだったんが、radikoのおかげで、会員登録のうえ有料サービスになるとはいえ、インターネット環境があれば、全国どこでも、MBSでの中継が聴けるって事っすね。
ノ:そうそう…その結果、ラジオNIKKEIのアクセス数が伸びただけやのうて、独占中継を行う放送局でのリスナーポイント(ユニークアクセス)が、軒並み増えてるんや。
ヒ:あ、そういう意味か…って、今年もまた、MBSドバイワールドカップのラジオ中継をやるんだ。
カ:で、インターネット環境ではないトコでは、従来方式のAM遠距離受信でって事…
ヒ:じゃないんだ、これがw
カ:え、どういう事だ?
ヒ:去年から、都市型難受信エリア向けの補完措置として、ワイドFMによるサイマル放送が認められてるんですよね。
ジ:地デジ化によって、VHFロー帯(1〜3ch)の電波がラジオ向けに解放されたことを受け、大都市に本局を持つAMラジオ局では、相次いで“ワイドFM”によるサイマル放送を行うようになったんですよ。だから、アナログテレビの音声受信が可能なラジオを持ってる人なら、そっちで受信することも可能なんですよ。えーっと、確かMBSは…
ヒ:90.6MHz…“FMクロム”って覚えたらいいっすw AM(中波)は、平野部で木造家屋が多いトコだと問題ないんだけど、コンクリで壁が作られた建造物内は吸収されてしまう習性があって、都会でのAMラジオ受信が難しくなってるんですよ…で、FM(超短波)は、低い出力でも建造物を避けて遠くまで飛ぶ習性があって、それを利用してビルが立ち並ぶエリアでもラジオを受信できる環境にしよう…ってのが目的なんですよ。
カ:あ、そういうことか。だけど、radikoとの“棲み分け”が必要になるんじゃない?それ。
ノ:棲み分けもなにも…あくまでワイドFMってのは、地上波ラジオの補完であって、基本的には地域限定の話や。相対してradikoは、インターネットを介した通信機能を使うたモノであり、同じサイマル放送と言えど、本質的には違うんや。ただ…機械的なノイズが少のうて、音がクリアなのはradikoの利点であり、逆に災害時に情報収集するのに、一番手軽で正確なモノを確認できるんは、SNSよりも地上波ラジオや。せやから、今必死のパッチでAMラジオのワイドFM補完計画が進行しとるんや。