迷馬の隠れ家〜別館:ブルマガバックナンバー〜

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二つの“神”が集う時

先日、園田競馬場で新設重賞の園田ウインターカップが開催された訳だが、そのゲストとして、杉本アナが登場した。

関西の競馬ファンならご存知の人も多いが、吉田アナと杉本アナは同い年にして同じ2月生まれ…しかも、わずか5日違いという、まさに奇跡的な話だったりするw(ちなみに、吉田アナが2月14日生まれで、杉本アナが2月19日生まれ。)中央・地方の垣根を超えた“競馬実況の神様”二人が、揃って今年で80歳になることもさることながら、今でも第一線で仕事をされていること自体、ガチでご長寿であることを実感する次第である。
実のトコ言えば、この二人が園田競馬場でイベントに登場する機会が増えたのは、今から20年以上前の話で、それ以前は、目立った交流を行う事はなかった…ま、杉本アナがKTVを定年する以前は、おいそれと園田のイベントに参加するという事自体ができなかった訳だし、吉田アナも今ほど中央に行く機会があんましなかったこともあって、面識そのものが薄かった。むしろ、杉本アナとしては、吉田アナの実況テクニックを盗む…もとい、学ぶために園田に通ってたほどだし、当人同士で話すこと自体、恐れ多い状態だった訳である。それが一変するのが、杉本アナが定年後フリーになって以降の話…丁度、園田・姫路競馬の機関紙“Charge”が創刊される際に、特別対談という形式で話す機会を設けたことから始まる。これ以降、最低年一のペースで園田で“二神揃い踏み”という機会が増えた訳であり、この対談の際に、互いに相手が“同い年”であることを認識した訳であるw
以前にも解説したかと思うが、この二人には、身体的なハンデがある。吉田アナの場合は40年ほど前に、実況アナとしては致命的なハンデ…右目を失明してるんだが、杉本アナの場合は腎臓に問題を抱えている。中学時代に野球部にいて、猛特訓を受けた反動で、スポーツ性の腎機能障害をやってるのである。このことがきっかけで運動制限がかかり、実況アナへと進路を変えることになる訳で、激しい運動ができないことを理由に、体を動かす系統の仕事は断ってきた訳である。(ま、今は年齢的なことを踏まえたら、そういう無茶振りはないとは思うが…w)言ってみれば、このハンデがあったからこそ無茶をしてない故に長寿とも言える訳で、また、今でも活動できるのは、互いの存在が励みになってるトコがある。だからこそ、顔を合わす機会を作る上で、園田でのイベントは重要なのであり、また、競馬ファンにとって“神々の交流”を生で見られる機会は、非常に貴重なのです。ちなみに、イベントでの会話は完全に関西弁で大暴走(?!)してることが多いんで、下手な漫才を聞くより面白かったりしますよw