迷馬の隠れ家〜別館:ブルマガバックナンバー〜

こちらは、2019年まで展開していた“ニコニコブロマガ”の保管庫です。

雪害?台風?代替競馬は大変ですw

昨日まで、中央競馬の開催があった訳で、関西の競馬記者達は、曜日感覚が狂いまくってるのはいうまでもないし、ラジニケのアナたちにとっちゃ、完全に休み返上な状態w どこぞのブラック企業だと言いたい状況なのだが、中央競馬の場合、そもそも“開催中止・順延”ってのは、あくまで(来場する競馬ファンを含めた)安全な状態を確約するモノであり、地方競馬みたいに開催の費用がバカにならないなどの理由で“完全中止(順延・代替ナシ)”ってのは、よっぽどでない限り(厩務員ストとか、馬インフルとか…)あり得ない。雑な言い方をすれば、収益を上げるためなら、無理矢理でも開催を行うのが中央競馬であり、費用対効果から、市民団体のクレーム回避が優先なトコがあって開催を諦めるのが地方競馬と考えると、中央競馬の方がブラック体質に見えなくもないw
今回、非常に珍しいケースの“代替開催”となった訳だが、詳しい解説等は専門家に任せるとして、なんで京都競馬は、あの雪の中で強引に開催をしようと思ったかについて一言で片付けるなら、メインが重賞競走で、平日順延だと収益が見込めない…という判断がどっかにあったのだと思う。ただ…同じ日に京都中心部で行われた都道府県対抗女子駅伝が、こんな状態だったのを考慮すると、強引にやっても人馬ともに寒いだけだと思うw
今ではネタ動画的に取り上げられるこのレース…実は開催時は9レース目で、この後のレースは打ち切りになっている。中央競馬では、7レースまで施行された場合、それ以降のレースは開催を打ち切っていいというルールがあり、もし仮に先週日曜に開催を強引にやったとしたら、日経新春杯以外はそのまま中止で、日経新春杯は翌週以降の開催に他のレースと差し替えでの開催になっていた可能性がある。実際、よく似たケースで中山大障害が雪で順延になった際、中山競馬場が年末年始の連続開催である事を利用し、正月開催時に日程を入れて取り行ったり、東日本大震災で東日本の開催が取りやめになった影響で中山グランドジャンプが中止になった際も、福島の代替で中山競馬場が使われた際に組み込まれたことがある。また、フェブラリーSも実は、GⅠ昇格後に施行が危ぶまれたケースがあって、しかも東京競馬の2月開催最終日に組み込まれている関係上、順延となると5月以降に“2月のGⅠ”というヘンチクリンな日程になる可能性があったw(現時点では、そういう状態になったことはないが…)
だから、冬場と台風シーズンは、競馬界にとっては避けて通れない鬼門であると同時に、代替競馬でも、時と場合によっては強引に開催せざる得ない状況もある訳です…50年以上前だと、中央競馬の開催日程に“冬休み”と“夏休み”があったらしいのだがw