迷馬の隠れ家〜別館:ブルマガバックナンバー〜

こちらは、2019年まで展開していた“ニコニコブロマガ”の保管庫です。

Shin's Barへようこそ 2016ニコニコ本店 第四夜

シン(以下シ):すっかり秋めいたというか、ここ数年猛暑が続いたというか…寒暖差が激しいですね。ま、先週は秋華賞トライアルのローズSが行われ、オークスシンハライトが順当勝ちしたようで、セントライト記念皐月賞ディーマジェスティの強さが目立ったレースでしたね。ただ…今週の神戸新聞杯出走予定だった、リオンディーズ屈腱炎発症で戦線離脱を余儀なくされ、マカヒキ凱旋門賞挑戦でいないため、最後の一冠、菊花賞ディーマジェスティの一人舞台になるかもしれませんね…
(カランコロン…)
っと…ようこそ、Shin's Barへ。
ノブ(以下ノ):まいど、とりあえずビール…せやな、クラフトセレクトのビターエールにするわ。
ヤッシー(以下ヤ):んじゃ、ボクも同じのを。
シ:かしこまりました。
ヤ:さっき、ノブから聞いたんだけど、今年から海外競馬のレースも日本で発売されるようになるんか?
シ:もうご存じでしたか…簡単に説明すると、今年秋から、A-PAT、または即PAT会員限定で、JRA独自のオッズと形式(枠連WIN5除く)で、海外で行われる国際レースや日本馬が出走する海外レースを発売することになりました。発売予定レースは、事前にJRAの方から発売1ヶ月前に発表される予定で、今回、その第一号として、シャンティイ競馬場で行われる凱旋門賞が対象になったのです。
ヤ:あれ、凱旋門賞って、ロンシャン競馬場じゃないんか?
ノ:今年は改修工事をやってるさかい、代替でシャンティイ開催なんや。しかも、工事の進捗が遅れとるさかい、来年もシャンティイでの開催になる予定なんや。
ヤ:あ、そういうことか…けど、思い切ったことをするようになったな。
シ:海外レースに出走する日本馬が増えたことと、国際レースに関して、競馬開催国間での馬券発売に関する規定ができたことなどを受け、ようやく海外レースの馬券発売が、条件付きで“解禁”となった訳です。
ノ:ま、欧米諸国でも日本馬の活躍によって、日本から訪れる競馬ファンの取り込みに躍起になっとるさかい、同じような理屈は、日本にもあるってことや。特に外国人向けバックヤードツアーが結構好評で、中でも中国人にとって、馬は縁起のいい動物やさかい、パックツアーに東京競馬場観戦が組まれてるほどやねん。
シ:それに、日本での競馬に関する認知度も、30年以上前までは“ギャンブル”としての部分しか取り上げられなかったのに対し、現在では“スポーツ”として取り扱われるようになってきましたからね。とはいえ、未だに公営競技に対する根強い不信感があることは否めませんし…
ヤ:だが、闇雲な批判を繰り返してる連中ってのは、自己の正義に固執するあまり、世間との乖離を認めないどころか、望み通りの結果しか求めないからなぁ…在日米軍問題にしろ、原発の存廃にしろ…
シ:政治の件については、ここでは野暮ですよw
ヤ:だったな…
シ:では、今宵のサービスの一杯…ウォッカとホワイトキュラソー、フレッシュライムジュースを1:1:1でシェイカーに入れ、よく振ってから氷を入れたロックグラスに注げば…カミカゼです。柑橘系の苦味が効いた、鋭い感じの飲みごたえは、まさに日本の特攻隊のようなイメージ…このカクテル自身はアメリカ発祥ですが、ベースがロシアや北欧原産のウォッカなのも、ちょっと皮肉めいたトコがありますね。
ノ:せやな…これが日本のバーテンダーが発案したモノやったら、日本酒か焼酎がベースに使われるやろな。