迷馬の隠れ家〜別館:ブルマガバックナンバー〜

こちらは、2019年まで展開していた“ニコニコブロマガ”の保管庫です。

お笑い番組が“笑えない”…

どうも、オイラの心が歪んでるせいなのか、一般的な“お笑い番組”を見ても、“何が”面白いのかがわからんw もっと言えば、どう見ても“いじめ”でしかない様に思えて、全然、腹の底から笑えないのだ。正直、漫才や落語を見聞きしても笑えないって、よっぽどなんだと思う。

では、何でこんなに“笑えない”のか?昔なら純粋に笑えた事でも、今のオイラには響かない。その最大の原因は、本来の“お笑い”ってのは、リアル過ぎてはいけないって事と、弱者に対する一方的な責めは、どんなに芸事だとしても感化できないからである。もっと言えば、オイラは昨今のバラエティー番組の劣化が、著しく感じてるクチである。

オイラ的に言えば、“作られた笑い”程、バカバカしくて見てられないのであり、また、オイラ自身が、いろんな意味で“天然”である事、そして感受性が強過ぎて、フィクションでも“実話”として捉えてしまうクチだからである。普通は、感受性が強ければ自然に笑えるクチなんだろうけど、残念ながら、オイラの場合、どうしてもネガティブな方にしか感情が向かない。だから、リアクション芸人のネタはいずれも“笑えない”し、コント等の落下物集中とか、罰ゲームでの痛々しいネタ(ゲテモノ喰い含む)は、却ってしらける。逆に言えば、笑うポイントじゃないトコで笑う…わかりやすく言えば、他人の失敗でも、いろんな意味で偶発的な事とか、動物が見せる自然なリアクションの方が笑える訳で、そういう“知的な笑い”が欠乏してる様な気がして仕方がないのだ。

あと、自分自身の趣味…マニアックなネタも、本当はどうかと思う。特に、鉄ヲタの“暴走”に関しては、ちょっと食傷気味である。というのも、本来の“鉄ヲタ”とは、あくまで“旅路の伴”であり、車窓や敷設された線路の借景を楽しんだり、時刻表片手に計画と立てたり路線の乗り潰しをやってみたり…というのが本来のセオリーであり、それはあくまで他人に自慢する様な事とは違う。(と、オイラは勝手に思ってるが…)そこんトコは、アニヲタも同じ。コソコソやるからこそ面白いのであって、それを自慢するのは、正直、気持ち悪い。もちろん、オイラ自身は結構“鉄子”なんで気持ちはわからんではないが、鉄ヲタといえど、人それぞれのレベルに合わせてやる事こそが肝心であって、低レベルな相手を罵倒する事も、専門知識だけで会話できる程のマニアックなレベルを自慢するのも、正直、ウザいだけである。

昨今の一般視聴者参加型クイズ番組が減ってしまった背景には、出場者の人権保護(特に肖像権)が厳しくなったという点と、出場者自身がマニアック過ぎる…いわゆる“知的バカ”が増えた事であろう。ま、確かに、クイズ番組の賞品・賞金だけで喰ってた“番組荒らし”の様な常連共の白熱バトルが面白かったトコもあるが、本音を言えば、かつてのアップダウンクイズタイムショック等の様に、回答者と司会者との駆け引きや、回答者同士の“心理戦”こそが醍醐味であって、高学歴タレントが教養をひけらかす様なクイズ番組なんぞ、正直“クソ”以下である。(そういう意味では、ヘキサゴンの初期の頃や、カルトQが面白かったのは、そういった“駆け引き”の妙があってこそだと思う…但し、ミリオネアは日本の場合、どうしても司会者が…クイズ番組は、あくまで回答者が“主役”であって、出題者、および司会者は、目立ち過ぎては興醒めであるw)

そういう意味では、ビジュアル勝負なテレビよりも、音声だけで楽しむラジオの方が、まだ気がラクである…が、これもまた、パーソナリティー(番組出演者)次第であって、ただ単純に煩いのや、共演者を無視して暴走するヤツはいらん。一人で切盛りしてる番組なら、勝手に暴走しても構わないが、共演者を無視したり、余計な事を言い過ぎるヤツは、どうも聞いててイライラする。どうも、オイラ的には昔のNHKの様な淡々とした番組の方が、好きだったのかもしれない…