迷馬の隠れ家〜別館:ブルマガバックナンバー〜

こちらは、2019年まで展開していた“ニコニコブロマガ”の保管庫です。

競馬旅館“天松楼”2016 四泊目

ノブ(以下ノ):しかしこれは、いただけませんなぁ…球界の最高峰たる巨人軍で野球賭博をやってたとは…
オグりん(以下栗):んお、何の話?
ノ:まぁ…人間様の“黒い因縁”に関することやさかい、オグりんには直では関係あらへん話やけどな。東京読売巨人軍の登録選手が、いわゆる“野球賭博”という、法律上禁止されとる博打をやったさかい、経営首脳陣のクビまで吹っ飛んだ…ということやねん。ま、因果応報といえば、そこまでかもしれへんけど…
(ウィーン…)
おっと…ようお越し、天松楼へ。
ハルトラ(以下ハ):お、要するに、ナベツネが退陣したってことかw
ノ:流石でんなぁ、ハルトラはん。在籍選手の不祥事で、ついにその“責任”を取らざる得ない状況になったっちゅう訳やねん。
ハ:せやけどこれ…問題が問題なだけに、他球団にも波及しかねないかもしれへんなぁ。
栗:んと…ところで、何で競馬は良いのに、その“野球賭博”とかはダメなの?
ハ:簡単に言うたら、法律…刑法に引っかかる事案やねんけど、競馬をはじめとする公営競技の場合、開催に関する法律を設けることで、刑法が定める“賭博・富くじの禁止”という規定を、ある意味無視できるようになっとんねん。
ノ:要は、賭博における“胴元”が国や地方自治体であり、なおかつ開催理由が財政支援という名目であったら、刑法を無視する代わりに開催に必要な法律(競馬法など)を遵守することで、公営競技としてギャンブルができるって訳や。
栗:それじゃ、ボクちんは法律によって、保護されてたってことだおか?
ハ:ま、そういうこっちゃやね。本来やったら、博打としての競馬とて、法律上では“禁止競技”やねんけど、中央競馬農水省が、地方競馬は開催自治体が“胴元”やさかい、刑法通りに検挙しようと思うたら、国潰さなアカンw
ノ:とはいえ、今でこそ公営ギャンブルは、レジャーとして定着した感があるんやけど、それこそボクが競馬実況始めた頃は、完全に“社会悪”として叩かれたからなぁ…
ハ:せやねん、パチンコやスロットなんかに比べたら、胴元が明確で、且つ、収益の使用目的がハッキリしたモンやのに、むしろメディアは挙ってファンや関係者を叩きまくった挙句、スポンサーになりやすいパチンコ・スロットに迎合しよったからなぁ。
ノ:ぶっちゃけ、公営競技で人生狂わされた…なんて言ってる輩は、大概、他の賭博にも手を出しとるさかい、そうなるだけや。いわゆる“ギャンブル依存症”かて、他のことしとっても、精神的に寂しいさかい、ついつい“仲間”を求めよるんや。
ハ:どっちにしても、胴元の指示で八百長を強要されるようになったら、一番アカン。まして野球賭博八百長をやっとったんやったら、それこそ、プロ野球ファンをバカにする行為やで。