迷馬の隠れ家〜別館:ブルマガバックナンバー〜

こちらは、2019年まで展開していた“ニコニコブロマガ”の保管庫です。

競馬旅館“天松楼”2016 二泊目

ノブ(以下ノ):いやぁ〜、こんな珍しいこともあるモンやね。
オグりん(以下栗):なになに?
ノ:いやな、3月2日のお昼頃に、JRお茶の水駅付近に、ポニーサイズの馬が走ってったっちゅう話やねんけど…なんでも、神田明神の御神馬が逃げ出したらしいんよ。
栗:んお、神社の馬が?
ノ:せやろ…昨今、神社が境内で馬を飼ってるトコは少のうなったけど、都会のド真ん中にある神田明神には、今でも繋養してはるんやね。
栗:でも、なんで逃げちゃったんだお?
ノ:詳しい経緯はわからんけど、多分、御厨を開けっ放しにしたんちゃうか?
(ウィーン…)
お…ようお越し、天松楼…なんや、シンかいなw
シン(以下シ):(;´審`)=3その言い草、どうにかなりませんか?
ノ:付き合い古いんやから、かまへんやんかw
シ:(ノ審`)親しき中にも礼儀あり…ですよ、ノブさん。
ノ:これはまた、手厳しい指摘やね。
栗:んお…ところでさ、競走馬が繁殖に上がるのって、牝馬はともかく牡馬は、よほどじゃないと残れないだおな?乗馬になるにしても、再就職先となる乗馬施設が少ないから、ほとんどはどうなるだお?
シ:それは、オグりんに答えるのはちょっと酷かもしれませんが、ほとんどの場合は…
栗:…察しがついただお。
シ:もちろん、農耕馬ということで、使役に就くこともありますが、中には神社に奉納され、“御神馬”として繋養される場合もありますし、地域によっては個人宅で催事の為に飼う方もいらっしゃいますよ。
ノ:一番具体的な話になると、福島の相馬野馬追やろ?
シ:確かに、あれは有名すぎるぐらいに代表的なケースですね。あ、そういえば、ウインクリューガーが今年から、相馬野馬追に参加するみたいですよ。
ノ:え、どういうことやねん?あれ、確か日高SSに…
シ:去年末に、日高SSが閉鎖になったことを受け、野馬追の関係者が受け入れ先として手を挙げたんだそうです。現在は、野馬追の環境に慣らす調教を行っていて、武者行列に参加する予定だそうです。
栗:確かウィンガーって、GⅠタイトル馬だおな?それってどうだお?
シ:過去に中山大障害の勝ち馬、バシケーンが参加したことがあるようですが、平地GⅠ馬となると、これが史上初となるそうですね。
ノ:そういや、ここんトコ、GⅠタイトル馬が繁殖入りせずに、乗馬や使役馬になるケースが増えてるな。シンはどう思う?
シ:ケースバイケースかと思いますが、メジャータイトル馬が諸般の事情で繁殖に上がれないのであれば、ファンとの交流の場を設ける方が、馬にとっても幸せかと思いますね。一過性な話題性だけでなく、うまく活用すれば、観光資源としても、大きな存在になると思いますよ。
栗:ボクちんにも、そういう道があったら、もっと遊べたかなぁ…