迷馬の隠れ家〜別館:ブルマガバックナンバー〜

こちらは、2019年まで展開していた“ニコニコブロマガ”の保管庫です。

競馬を愛する語り部達…vol.23:同期の遺志を継ぐ者・佐藤泉

今年1月から、本格的にラジニケ大阪支社の一員となった泉タソ…定年間近なベテランが、何故単身で関西の地に再赴任したのかについては、クリスマスに挙げたネタ(http://ch.nicovideo.jp/strayhorse_caller/blomaga/ar400162)でやったんでアレだが、今回はそこの部分のおさらいと、2008年11月に本家の方でやった内容(http://d.hatena.ne.jp/strayhorse/20081114/1226672065)を再編集しておこうと思う。(本家の方を読んでもらった人はわかるかと思うが、オリジナルでは“同期の菫”が憑依して書き込んでいる内容になってますw)
福島県人にとって、今でも競馬は一年の中でもっとも楽しみな娯楽である。特に昔は夏の開催を待ち望んで、“競馬貯金”なるモンをやってたファンもいる程で、中央競馬を生で見られる東北で唯一の競馬場故に、地元ファンはこよなく愛してる。泉タソのそんなファンの一人で、高校時代から開催中の福島競馬に行くのが好きで、毎年開幕を待ちわびていた。当然ながら、高校の修学旅行で、京都競馬場の横を乗車してたバスが通過する時、こっそり持って来た短波ラジオで競馬中継を聞きながら興奮したというほどで、いつか競馬の仕事がしたいと願い続けていた。だからこそ、競馬実況アナという職業は“憧れの職業”であり、もうひとつの目的…そう、“アイドルヲタ”にとっての聖域である生でアイドル達と一緒に過ごすという目的を果たす為にも、うってつけの職業だった。しかし、現実を考えると、東北人ゆえのコンプレックス…そう、方言(福島弁)がアナとしてはネックになってた訳である。そこで泉タソは、東京の大学へ進学すると、基礎的なアナウンスを身につける為に、赤坂アナウンス塾(当然だが、ラジオたんぱのアナウンス学校w)へ通う事になる。そしてそこで、全ての始りの“出逢い”が生じる訳である…そう、今は亡き広瀬伸一アナと共に、アナウンスの訓練を受ける訳である。元々、二人にとって共通の趣味が映画鑑賞とあって、教室で雑談する時も映画の話が中心で、自分達が見た映画を熱く語り合う事もあった様で、その関係はラジオたんぱ(現:ラジオNIKKEI)に入社してからもしばらくは続いていた様です。が、転機は突然やってくるモンで、入社して研修終了とともに、広瀬アナは“武者修行”という事で大阪支社に転属となり、その3年後、入れ替わるカタチで泉タソは大阪支社に行く事になるのです。しかし、この事が後に二人の運命を分ける結果となるのは、この時点では誰一人気付かなかったのです。そしてそれは、後の“異変”の始まりだとは知らず…。
競馬以外の公営ギャンブルを覚えたのは、丁度番組編成で三競オート関連番組を取扱う様になってからの話で、特に、本社が日本自転車会館の上にあった事もあって、競輪に関する知識を学ぼうとした時に、偶然知り合ったのが、赤坂だからこそのご近所付き合い…もとい、同じ赤坂にスタジオがあるTBSの林美雄アナだった訳で、彼から競輪に纏わる様々なレクチャーを受けた訳である。だからこそ、美雄アナが亡くなられた時、しばらくそのショックで立ち直れなかった…まさか後に、もっと衝撃的な事を経験するとは、この時はわからなかった。だけど、この時の出逢いと経験が、泉タソの“競輪LOVE”に繋がる訳であり、そこんトコをどうやって、後輩の大関隼アナに教え込もうかと考えると、雑音だらけの本社よりも、彼が大阪支社赴任中に色々と教えてやる方が良いのでは…という考えがよぎったかどうかは定かではないw が、ふと考えると、そこんトコもあったのではないかと疑いたくなる訳で…
閑話休題、もうひとつの“顔”であるアイドルヲタは筋金入りで、かつては相本久美子キャンディーズのファンクラブに加入してた程であり、今でもNegiccoLinQといった最近流行の“ご当地アイドル”に関しても造詣が深いのは、担当番組である“ミュージックライフサンデー”のリスナー諸氏なら、ご存知の通り。ヲタナベ局次長がハロプロ系中心で、しかも“仕事”と割り切って他のアイドルにも手を伸ばす一方で、泉タソの場合は、完全に“趣味”の領域をそのまま仕事にしてるトコがあり、守備範囲は広い…しかし、あくまで拘るのは、どんなアイドルユニットでも、基本的には歌唱力を重視してる為、AKB48系のメンバーに関しては、リスナーが話題を振らない限り、手を出そうとはしない。(むしろ、Negicco推し?)だから、アイドルの楽曲以外でも、気に入ったアーティストであれば、担当する番組(ミュージックライフ以外?)でヘヴィローテーションするのは日常茶飯事w もうひとつ、アイドルに関して拘りがあるとすれば、やはりキャンディーズ関連で、必ず“ミュージックライフサンデー”の4月第一週目は、キャンディーズの特集をする。それは、キャンディーズの解散コンサートが行われた日にちなんでる。なにより、2011年に田中好子(スー)がこの世を去った時、その訃報を聞いて、普段は飲まないバーボンを一気に飲み干した…同じ様な、否、それ以上に悲しかったのは、いうまでもなく、7年前の話。あの出来事がなければ、泉タソは大阪へ再赴任しようとは思わなかったと思う。去年、広瀬アナの命日に、ギネスのスタウトを献杯してる写真をTwitterに上げていたが、それはある意味、決意の献杯だったのだと思う。

さて…ここまでは、ある意味元ネタの再録的な話だが、ここからがオリジナル。いうまでもなく、無類のネコ好きで、東京の自宅にも2匹ほどネコを飼っている。だけど、大阪に単身赴任してからは、愛猫と遊んでやる事ができなくて、寂しい思いをしてるとか。他にも、実はとんでもないトラブルメーカー(?!)で、同僚と一緒に帰宅しようモノならば、必ず人身事故等で電車が止まるw それ故に、大概、競馬場やトレセン取材から帰宅する時は、一人で帰る事が多い。最近に至っては、美藤アナ以上に“雨男”という事…ただ、檜川アナと一緒の時は、何故か晴天だったりするw(あの禿頭が、雨雲を蹴散らす様で…ゲフンガフン) てか、実は大阪支社のデスクの位置が、丁度檜川アナと対面する状態らしく、一部リスナーのネームがアレな為、番組内では、紹介する度に不機嫌になる。(いつも“このラジオネーム、やめてくんない?”ってボヤくw)“うまきんIII”に登場しない理由も単純な話で、スタジオが狭いのと、どうも檜川アナを苦手としている加減である。そんな事では、藤田アナの穴を埋められないぞと、“同期の菫”が草葉の陰で泣いてますよ…