迷馬の隠れ家〜別館:ブルマガバックナンバー〜

こちらは、2019年まで展開していた“ニコニコブロマガ”の保管庫です。

トレセンへ行ってみようw


先日、皐月賞の調教見学ツアーが当たり、栗東トレセンまで行ってきた…ま、Twitterで“実況”という感じで写真やネタを逐一挙げてたんで、そん時のTLを読んだ方は御存知かと思うが、今回は、実際にトレセンの施設見学会等のイベントに参加する予定がある、あるいは、GⅠ調教見学ツアーに申し込んでみたいという人向けに、見学マナーとルールを簡単に説明しよう。
まずは、JRA公式サイトの、競馬場・ウインズ等の項目から、その他の施設を選び、次に美浦、あるいは栗東トレセンの項目を選び、イベント・施設見学から、参加してみたい項目を選んで応募しよう。大概の場合、応募定員が20人程度なので、大概は抽選になる。ま、栗東の場合は、マジでGⅠ調教見学ぐらいしかやってないから、いろんな意味で競争倍率が凄まじいのだが、美浦の場合は結構いろんなイベントをやっている様なので、そこらへんは、ホムペで確認して欲しい。とにかく、見学を希望する場合は、締切日時までにメールかハガキで応募する事。当選した場合、およそ締切日時から2〜3日後に、当選ハガキ(2016年5月12日追記:メールでの応募の場合は、トレセンからの当選メール)が送られてくる。コレが、各トレセンへの“入場許可証”であるから、当日は必ず持って行く事。(コレ忘れると、マジで門前払い喰らうでw)集合時間は、見学開始時刻の20分前…季節にもよるが、夜明け前ぐらいが“調教開始時刻”になる為、その20分前には、集合場所に到着して、見学の為の手続きを済ませよう。(当選ハガキに、集合時間が書かれているんで、それを参考にして欲しい。ちなみに皐月賞調教見学ツアーでは、集合時間が夜明け前の5:40…)GⅠ調教見学の場合、どうしても集合時間の都合上、最寄までの交通機関がない時間帯なので、必然的にタクシーやレンタカー等での移動になる。それを踏まえた上で、計画を立てよう。
次に、集合場所での受付で、見学許可の手続きをやる訳だが、当選ハガキに書かれている人数と、代表者の氏名と住所を申請書に書き込む事。これをもって、事務的な手続きが完了となり、移動の為のバスに乗り込む訳だが、見学者は家畜伝染病予防の観点から、必ず靴底(靴の裏)を消毒する義務が生じる。以前にも牧場見学の件で説明したかと思うが、トレセンの施設見学でも、牧場同様に防疫の観点から、場内への立ち入りを行う場合、必ず靴底の消毒を行ってからでないと、入場を拒否される事になる。(ただでさえ、熊本県鳥インフルエンザが発生してて、エラい事になってるから、余計に神経質になってるのよねぇ…各地の豚伝染性下痢もだけど。)よって、係員の指示に従い、消毒剤が染込ませてあるマットの上を歩いて通過して、バスに乗り込もう。
見学者用スタンドに入ると、双眼鏡と調教ゼッケンの早見表が貸し出されるので、これを受け取って、スタンドの座席に座ろう。座席は自由に移動可能だが、できれば、最初に座ったポジションを移動しない方が吉。ってのも、見学者数が少ないと言えど、座席幅が狭い事もあって移動が結構大変w でも、どうしても座席を移動する場合は、他の見学者の迷惑にならない様、ひと声掛けて移動しよう。ちなみに、スタンドでの調教の解説、および案内役は、栗東の場合は蜂谷アナが、美浦の場合は白川アナが担当してる(2014年4月現在)んで、運が良ければ、彼等の現役時のウラ話とか、同僚や後輩の失敗談(?!)等、競馬実況アナのファンなら興味深い話をやってくれますよw(当人等の都合が良ければ、サインや与太話も可能)スタンド内での調教見学はおよそ2時間…その間に、該当GⅠに騎乗予定がある騎手や、騎手を引退して調教助手や厩務員になった人が“サプライズゲスト”として登場する事もあるし、眠気覚ましも兼ねたコーヒーやスープ等のホットドリンクのセルフサービスを受ける事ができる。ただ…以前(5年ほど前)はサンドイッチなどの軽食も用意してくれてたんだが、経費削減でやっていない様なんで、トレセンに到着するまでに、コンビニでパンやおにぎり等の軽食を自前で用意してた方が良いかも。トイレ休憩は、スタンド内で待機(調教見学)してる最中のみなので、次の移動までには、済ませておこう。
ある程度の調教が終わると、次は施設見学。コースはイベントの内容次第なので、敢えて伏せておくが、運が良ければ、お目当ての馬が間近で写真撮影に応じる(?!?!)事があるので、カメラは必須。但し、勝手に見学コースからはみ出たり、馬に触ったり、写真撮影でフラッシュを使うのは厳禁。当然だが、大声でしゃべるのも、本来は御法度。(オイラ、ちょいちょい失敗すんのよ、元から声がデカいんでw)ただ、案内役の係員(普段は事務方の人ら)も、ちょいちょい“失敗”してる事があるんで、最近では、小型のトランシーバーを使って説明をするんで、受信機とイヤホンを貸してくれる。コレを付けて、見学をやる事がここんトコではデフォルトの様で…w ま、見学の最後は報道人が詰めかけているスタンドで、実際に取材を行っている様子を見学する事ができるんだが…本当に運が良ければ、取材中のラジニケのアナウンサー連中に出くわす可能性がある。但し、あくまで彼等は“業務”としてトレセンに出入りしてるんで、取材中は声掛け厳禁!!(当たり前だw)ちなみにオイラは、5年前の日本ダービー調教見学の際、雷神様…もとい、当時大阪支社勤務だった中野アナに遭遇した事があるw
(その証拠写真w↓)



見学が終わると、集合場所に戻って解散…となる訳だが、この際に、来場記念のノベルティーと、競馬場への無料入場券(西日本版と東日本版がある!!)がもらえる。ノベルティーグッズに関しては、実際に参加した人だけのお楽しみだが、それ以上にスゴいモノが手に入る可能性がある…それは、騎手のサイン入りグッズや、有名馬の使用済み調教ゼッケン等の、ファン垂涎のレアグッズ。数が少ないので、希望者全員でジャンケン大会になるのだが、これが結構激烈w なんせ、モノによってはかなり貴重な品々なので、見るだけでも眼福。但し、ネットオークション等への横流しは、グッズを提供してくれた関係者に対して失礼千万!!こういうのは、自分自身で保持して意味があるモノなのだから、いらなくなったら、同じ趣味の者に対して無償提供こそがスジってモノ。まして、生業でそんな事をする様なヤツは、ファンの名を騙ってはいけない。
ま、ともかく、ファン交流の場でもあるし、ちょっとした“大人の社会見学”として参加するのもアリだと思うんで、一度は応募してはいかがかな?